袖ケ浦のこだわりのお茶を栽培、生産、販売する武井製茶工場さま

袖ケ浦市で情熱をもってこだわりの美味しいお茶を生産

袖ケ浦市にはこだわりのおいしいお茶を栽培、製造される製茶工場が数か所あります。その中のひとつの武井製茶工場とそのお茶畑についてご紹介をさせて頂きます。

▼ 武井製茶工場様の外観 中央の建屋が製茶工場

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地元袖ケ浦でのこだわりのお茶を栽培

袖ケ浦の豊かな台地の恵みを利用して、有機肥料、低農薬で手間暇かけたお茶畑を年間を通じて運営管理しているとの事です。そのため、メンテナンスが大変だとの事で、夏の時期もつる状の雑草を抜く作業をしているとの事です。収穫時期は4月末~5月末の1ヶ月くらい。収穫後10月あたりまでそのまま伸ばし、11月に一旦切る、翌年4月の収穫期までに出た若い芽を商品として収穫(5~6センチ)するらしいです。

3.5ヘクタールのお茶畑は台地上のあちこちに点在していて、収穫可能なお茶畑以外に、10年に1回程度の台ならしと呼ばれる大きく刈り込みをいれた茶畑や、まだ2~3年程度の幼木なども見させて頂きました。

▼ よく整備された武井製茶さまのお茶畑

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摘み取った茶葉を製茶工場にて荒茶に

お茶畑によって、質が高いのが収穫できるところや低いものまで様々で、職人の目で品質を見分けるそうです。いざ収穫の際はベストポイントでの生葉が取れるように、収穫タイミングを見図るのが職人の目と感が必要だとの事です。

茶摘の際にお茶のランクを決めて、朝茶摘みをして、製茶工場で蒸したり、揉んだり、乾燥などを行い1日で一気に荒茶にするとの事です。工場では荒茶にするまで3時間掛かるとの事で、一日あたり生葉を最大2t投入して、荒茶では5分の1程度の0.4~0.5tまで減少するとの事です。

以前、収穫期はヒトの手で一晩中作業していたとの事ですが、今では機械化+自動化で楽になったそうです。

▼ 給葉機と蒸機 蒸機には通常倍以上掛けて、深く濃い緑色、青臭の少ないまろやかな香り、強い甘みとこくがある深蒸し茶に仕上げます。1CIMG1269

▼ 人手で動かす精揉機 今は新しい自動機械が導入されていて今は使用されていない。茶の葉に熱と力を加えながら揉んで針状に形を整える機械

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仕上工程で火入れをして、お茶の香りや旨みを引き出し

仕上工程は、ふるい分け→異物除去→火入れ(香りが良くなる)→選別→合組(混合)の工程を踏みます。一番大事なのは火入れをする工程で、ここでお茶の香りや旨みを引き出すと言います。

▼ 仕上工程の最初工程の総合仕上機で、形を整えます。

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▼ 火入れをする機械 ここでお茶の香りや旨みを引き出すと言います。

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袖ケ浦市公認の特産推奨品など様々な商品を販売

商品にするまでに、ティスティングをして、茶葉のランクをつけた後に、ブレンドをしていくとの事です。基幹70~80%であらかた高品質のお茶ができて、+αブレンドするとの事で、基幹部分であらかた味が決まるため、武井製茶工場様のお茶については、どれを飲んでも美味だそうです。

平成26年には、数ある袖ケ浦市の特産品の中でも、袖ケ浦市商工会と袖ケ浦市観光協会から認定を受けた、袖ケ浦市特産推奨品に「農家のお茶」が選ばれました。また、市内の和菓子屋さんなどお店などで「たけいのお茶」がご利用されています。

▼ 袖ケ浦市特産推奨品 農家のお茶

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▼ 市内のお店でも「たけいのお茶」が使われています。

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武井製茶工場
所在地   袖ケ浦市下泉851
電話番号  0438-75-5711
FAX番号  0438-75-6300
営業時間  平日・土日祝 9:00~18:00
(新茶製造時期 9:00~19:00)
定休日   元旦
駐車場   10台
HP      http://www.takeiseicha.jp/
商品取寄せ 電話、FAX、及びホームページよりでメインで売っている市内は宣伝

謝辞

今回は色々と丁寧にご対応いただき誠にありがとうございました。個人的には、わが袖ケ浦市にお茶についてお任せできるスペシャリストがいることをすごく誇りを感じております。武井製茶工場様には後継者も育っているとの事で、未来に向けて安心して袖ケ浦のお茶をPRできるのではないかと思っております。

▼ 武井製茶工場さまの店頭。店内でお茶の販売もしています。

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