白馬村域の湧水分布の調査は、1997年 5月~ 6月にかけて実施した。調査範囲は白馬盆地を中心としたが、小谷山地や飛騨山脈の一部地域でもおこなった。
具体的な調査地域は白馬盆地で、ほぼ全域でおこなった。小谷山地は浅間山,岩戸山,郷尺窪山,太郎山の山地で部分的におこなった。飛騨山脈は八方尾根のトレッキングルート沿いと仁科山地の一部でおこなった。
また、湧水分布調査と同時に水温,pH,RpH,電気伝導度(E.C.)の測定をおこなった。さらに、1997年11月には白馬盆地と太郎山系のいくつかの湧水で採水し、Na+,K+,Ca2+,Mg2+,SO42-, HCO3-,Cl-,NO3-の項目について水質分析をおこなった。
分析方法は、Na+,K+,Ca2+,Mg2+,SO42-,Cl-,NO3-の値については東亜電波製のイオンクロマトグラフィー(IA-100)を使用し、HCO3-の値は pH4.8アルカリ度の滴定法により分析をおこなった。